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高齢者歯科保健とは?

敗者?の川上です。
7月の口腔衛生学会九州地方会で、高齢者歯科保健について発表しました。
その過程でも、考えさせられたのですが、「歯が揃っているから全身の健康が保たれる」のか?「全身的に健康だから、歯が揃っていて、定期健診にも来院する」のか?
以上の命題のどちらに軸足を置くかによって、アンケートの方向性が変わってくるような気がします。

「年齢の嘘」ジョン・W・ローウェ著(日経BP社)によれば、マッカーサー成功加齢研究の結果、健やかに長生きするための努力や、生産的活動に参加するための努力をすれば、質の高い、生き生きとした、病気に無縁の老後が送れるという見方が確立されているようです。

歯科臨床家としては、「歯が揃っているから全身の健康が保たれる」という方向で考えたいのですが、ウエルビーイングラー(造語です)としては、「全身的に健康だから、歯が揃っていて、定期健診にも来院する」の方が喜ばしいのかも知れませんね。

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