4/30 ゼミ報告
川上@木ゼミ担当です。
この1~2週間、メキシコなどで死者まで出ている、新型インフルエンザの話題でマスコミはもちきりです。それにしても、そもそも鳥や豚にしか罹らなかった病気が人間に罹るように変わる仕組みって不思議だとは思いませんか?
皆さんも学生時代に「細菌学」という講義を受けられたと思いますが、川上が受けたその担当教授は、「何でもいいから一つテーマを自分で決めて勉強してレポートを作成しなさい」という課題を出されました。いろいろ考えた結果、例えば上記のテレビ報道の中で、~豚から人へ感染力を持つようになる~ とか、~人から人への感染力を得て~ とか、短いフレーズで表わされる”異種生物に対する感染は、どういうメカニズムで生じたり生じなかったりするのか?” という事に興味を持ち過去の研究を調べてみました。こういう感染するか否かのことを表わすのを「宿主ー寄生物 関係」(Host-Parasite Relationship)と呼ぶのですが、これを取り上げレポートにまとめたわけです。
このレポートは教授に気に入られたらしく、80名のクラスの中で、みんなの前で発表する数人の中に選ばれました。ここまでは自慢話なのですが。 今から思えば細菌学教室に残ってこのテーマをそれ以降ずーっと追求してその道の権威にでもなっていれば、今頃マスコミに持てはやされて寵児になったであろうなあ、と惜しい気がします。しかし当時、その”異種生物への感染のメカニズム”も結局は一学生の浅い知識では解明出来ませんでした。理論的にはRNAの変異を生じるか否かだったという記憶はあるのですが。
以下、ゼミ報告。
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<今週の目玉>
なお、4月30日の木ゼミは、既報の通り、カフェバー Health Promotion Cafe&Bar との合同開催でしたので、ゼミは報告のみでした。
でもそのBarの中で、西九州大学健康栄養学科教授の久野一恵先生の”イギリスのパートナーシップに学ぶ旅”で学んだ事〜考えていたことと実際のギャッ
プという報告は現在のイギリスの状況の説明があり、面白かったです。
しかもその後飲んでいたら、彼女の娘さんと、川上の次男とが同じ高校の先輩後輩で文化祭の太鼓演奏で一緒にがんばった仲であることが分かり
個人的な偶然ではありますが、感慨深かったです。
<今日の写真>(こずえ)
屋上の畑は、じゃがいもがすくすく育っています。