2010.3/11 ゼミ報告
川上@ジェロントロジー読了まで木ゼミ担当 です。
ボート部OB会の中の先輩で、定年退職して10年ほどになる元数学科教授が居ます。
数年前に飲んでいた際に、「ほんとはこういう受験関係の内幕をバラしてはいかんのやけど、数十年前の話やから、よかろう」ということで、話してくれたのですが。
「オレがある年の数学の入試問題作成の総責任者になったので、若手の講師クラスの連中に、試しに問題の原案を作ってくるように命令したことがあってな」
と話し始めました。
「ところが若手の奴らの作ってくる問題がめちゃくちゃ難しかったんよ。それで全部却下にしたよ」と、仰っておりました。つまり、数学の専門家が大学の入試問題のレベルを難しくしようと思えばどれだけでも可能だということでしょう。
「入試問題の責任者になると、何かトラブルあったら新聞沙汰になるので、最後まで気を抜けなくて大変だったんだよねえ」ということでした。
最近は大学によっては、数学の入試問題作成のスタッフ不足で、大手予備校に作成を依頼するなんて情けない状態らしいし、センター試験の問題も過去問を使うこともあると公式発表もされておりますが。昔はこういう風に、オリジナルな問題を十分に練り上げて作っていたのでしょう。
今回、当家の次男(一浪中)は、国立前期試験で、川上の先輩の後輩が創ったと思われる問題に果敢に挑戦しましたが惜しくも敗れ、後期二次試験の結果を待って、既に合格内定している防衛医大との二者択一になりそうです。
以下、ゼミ報告。
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<今週の目玉>
昨年度まではウェルビーイングが窓口となってやっていた、幼稚園・保育園のフッ素洗口プロジェクトを、各担当医に振り分けることになり、その打ち合わせを行ないました。各担当も自身がそれまでやっていた園医に加えて担当することになりますので、大変ですが何とか成りそうです。