RT4ホームレス支援
ホームレス支援ラウンドテーブルでは・・・
今回の発表ではこちら側の現状を発表する事がメインでしたが、今後も力強くやっていかないといけないと感じる助言がありました。
この中で、歯科医師会は行政と折衝をする役目を持っている以上、歯科医師会にはもっと関わりを持って頂く事が必要であると感じられました。
ホームレス者といっても何も特別な人ではなく世の中の人(患者さん)であります。そして世の中の患者さんは大きく四つのパターンに分かれます。
1. 金は持っていて、言っている事を理解して聞いてくれる
2. 金は持っているけど、言っている事を聞き入れてくれない
3. 金は持ってないけど、言っている事を理解して聞いてくれる
4. 金は持ってないし、言っている事も聞き入れてくれない
1.の患者さんは歯科医にとってはやりやすいでしょう。
3.の患者さんはどうにかして治してあげたいとつい一生懸命になってしまいます。
保険治療ですべてが満足にカバー出来ない歯科治療では、3.や4.のパターンの患者さんで治療が困難であったりします。
ホームレスの人はこの3や4に当てはまるだけの事ではないでしょうか?
彼らの問題に取り組むのは世の中の人々の問題に取り組むのとなんら変わりはないと思います。
特に4.の方々のヘルスプロモーションが出来たら無敵の歯科医となる事でしょう。
また、個人的には発表をした事によって、自分が知らなくても相手が私を認識して頂き、交流会などでも声を掛けて頂いた事が今後の励みにもなりました。
(福岡市 寺田歯科医院 寺田 壮平)
発表者:寺田、安達
記録:星岡
参加者:中村(清)、近藤、牧田、西本