Rt4・2次元マッピングを使った歯科の健康教育における児童の気づき
『2次元マッピングを使った歯科の健康教育における児童の気づき』
話題提供:松岡奈保子 進行役:久保田賢一
スケジュール
1. RT議題説明
2. 参加者自己紹介
3. マッピング体験
4. 学校でのマッピングの実際をCDで視聴
5. マッピングにおける児童の気づきについてディスカッション
6. マッピングの応用、発展について意見交換
小学校4年生に実施した2次元マッピングを使った歯科の健康教育の「気づき」についてディスカッションすることが目的で松岡先生に話題提供して頂いた。RTには2次元マッピングの開発者の守山先生(福岡大学公衆衛生学教授)にも参加いただき広くマッピングについてディスカッションを深めることができた。
また、学校だけでなく、他の場面(例えば診療室)で応用し、結果に結びつけていくことについてディスカッションできた。
・学校歯科健康教育での応用について
2次元マッピングは自分で見て気づきが深まるだけでなく、友達と話したり、見比べることでさらに「気づき」が繋がる。出来たマップを家庭に持ち帰ることで、保護者にも気づきが広がり、保護者と家庭でも交流ができた。さらに養護の先生との交流へつなげることができる。拡がりを期待できることが分かった。児童において起きた「気づき」から、疑問が出たら、我々専門家が介入する。即ち、学習援助型の健康教育を実践することができることも話し合われた。
・診療室での応用について
診療室で行うには、場所や時間の制約という困難があるという意見も出た。しかし、その場合も家庭で行ってもらい、記載したマッピングを診療室で見る方法もあることが解決法として示された。そして、子どもが今までの定期健診で実施していた指導をどう理解しているかを子どもの作ったマップを確認することで我々も「気づき」が起こるきっかけとなることが話された。