話題提供者が決まりしました。
こんにちは。いわいです。
2/23(土)のオープンプラットホームin福岡の話題提供者が決定しましたので、プロフィールやメッセージをご紹介します。参加希望の方は、 npo.wellbeing@gmail.comまでご連絡下さい。よろしくお願いします。
☆話題提供者☆
・久野一恵:西九州大学健康福祉学部健康栄養学科
・守山正樹:福岡大学医学部公衆衛生学教室
・佐野 正:福岡県保健福祉部健康対策課
☆プロフィール&メッセージ☆
久野一恵:西九州大学
私は、現在管理栄養士を養成する大学に勤務しています。「栄養といえば食育に近い」と思われるかもしれません。実際、大学には食育サポートセンターがありますし、校内のあちらこちらに食育に関するポスターが貼ってあります。こんな環境にいると逆に「食育って何だろう」と考え込むことが少なくありません。そんな中「佐賀県・幼稚園保育園のための「食育の計画」作成マニュアル」を作ることになりました。随分悩んだ末、「どんな子どもの育ちを期待するか」など、食育について話し合うためのワークシートを取り入れたマニュアルにしました。食育は、誰か特定の人だけが実践してOKというのではなく、みんなで話し合いながら取り組んで欲しいと考えたからです。さらに、食育を特別なイベントとして捕らえるのではなく日常の生活の中に組み込んで欲しいという願いも込め、保育の計画との関係も示しました。1日3度の食事は生活そのものだからです。このマニュアルと、実際に幼稚園保育園の方に記入していただいたワークシート結果を紹介しながら、幼稚園保育園の食育の現状と課題について話し合いたいと考えています。
守山正樹:福岡大学医学部公衆衛生学教室
プロフィール
57年と3日前、葡萄畑と水晶加工がシンボルである山梨県甲府市に生まれました。
富士山とは違う山が見たい、との願いがかなって仙台に行けたのは、日本中が大学紛争でゆれていた1969年です。
10年間、仙台で医学と公衆衛生学を学びました。大学院生の時に過ごしたボリビアでの2ヶ月とアルゼンチンでの8ヶ月が初めての海外です。博士論文のテーマは「初潮年齢」でした。その後2年間、オースチン(米国テキサス州)で人類学を学び、「思春期の発育」で修士論文を書きました。
九州に来たのは27年前です。それから11年前まで長崎大学で仕事をする機会に恵まれました。長崎大水害、高島炭鉱閉山、雲仙普賢岳噴火などの出来事の中で、健康とは何かを考え続けて来ました。途中で1年、家族連れでアーバナ(米国イリノイ州)に行き、トウモロコシ畑に囲まれた大学で、Constructivismの教育学に接しました。
福岡に来たのは11年前。以後、福岡大学で教育と研究に従事しています。8年前から授業の中でボランティアの皆さんに生活経験を語っていただく試みを始め、現在に至っています。
オープンプラットフォームのテーマ:「ヘルスプロモーションとエンパワーメントを考える」
個人についても、集団についても、健康に関連して言えば、「ヘルスプロモーション」と「エンパワーメント」は、最も大切な概念です。しかし、概念というものは、教科書の中や法律の条文中に書かれているだけでは、「みんなのもの」にはなりません。概念は、自分の手でつかむことが大切です。例えば、今この場で、「ヘルスプロモーション」と「エンパワーメント」は、どこにあるのでしょうか。どうしたら、それを実感し、それが消えないようにしっかりと手でつかみ、それを育て続けることができるでしょうか。「あっ、これが、もしかしたら、ヘルスプロモーション?」、「今ここで起こっていることって、エンパワーメントかも!」。 そのような瞬間を生み出し、持続させることが、このプラットフォームのテーマです。
佐野 正(さの ただし):福岡県保健福祉部健康対策課
出身 福岡県
略歴
昭和60年 福岡県立修猷館高校卒業
平成 4年 九州大学医学部卒業 第三内科入局
平成10年 福岡県入庁
朝倉保健所、久留米保健所 勤務
平成13、14年 厚生労働省健康局結核感染症課に出向
平成15年 八女保健所 勤務
平成16年〜 福岡県保健福祉部健康対策課 勤務
現在に至る
主な業務
・ 感染症対策:新型インフルエンザ対策、O157等感染症、結核集団発生時対応
・ がん対策:がん対策推進計画策定
・ 健康づくり:健康増進計画策定
・ 保健事業など:特定健診、保健指導体制構築
・ その他:肝炎対策、医療計画策定