(夕方の部)ヘルスプロモーションとエンパワーメント
発表者 守山 正樹 先生(福岡大学医学部公衆衛生学教室)
報告者 山本和宏(NPO法人ウェルビーイング)
エンパワーメントの概念を突き詰めて行くと、「パワーレスな状態の認識と、そこからの脱出あるいは解放」、「自分の中にパワーの源泉があることを自覚する」、「身近な社会、人との触れ合いから、さらにパワーを得て、変化して行く」といった事がみえてくる。また、オタワ宣言からはヘルスプロモーションに関して、「健康は、毎日の生活から生成される」、「健康は、人と人が触れ合う場から生まれてくる」といったことが読み取れる。自分の内部から、日々の生活の中から、エンパワーメントやヘルスプロモーションが生まれてくるのであれば、生活を解体・再構成し、新たに再創造してみよう。ということで、実際試してみた「Wify」、「食のマップ」、「生活マップ」の紹介がありました。また、学生に対して行っている「感覚障害の疑似体験にみる解体と再構成の試み」も受講者の反応を含めて紹介されました。