RT1子育て支援
子育て支援のテーブルは 歯科衛生士さんや、企業の方、大学教授、開業医の先生などの参加でした。子育て支援に関心を持ち参加した方が多く、中には独身で子育てを知らないので興味があり参加した、という方もいました。
中谷さんからは子育て支援の意義を中心に発表がありました。子育て現場の現状は、少子化や不登校・いじめ・子どもが巻き込まれる犯罪の多発など子どもを取り巻く環境の悪化、虐待など子育ての問題が山積しています。それらを解決するために10年ほど前から、子育て支援というテーマがクローズアップされています。しかし現在も根本的な解決に至っていないのが現状という内容でした。
そして解決方法のひとつとして、阿倍野区の「こももネット」の実践例を中谷さんが、次いで西淀川区の「心の子育てネット にしよどがわ」の実践例を原が発表しました。双方とも子育てを支援できる資源(KWCのような専門性をもったNPOなど)や行政、地域などと子育て中の親子がネットワークを作ることが子育て現場の問題解決となり、コミュニティづくりにつながるという提言をしました。
参加したみなさんからは、活動内容に関する質問や感想が活発に交わされ、NPOやボランティア活動を継続するための財政問題の議論も交わされました。異業種、団体が同じテーブルでテーマを共有すると思いがけない意見がでたり共感も生まれたりで、発表した私達も大変勉強になり励まされました。このような場を作ってくださったKWCのみなさんありがとうございました。
原 博美