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RT5 臨床予防歯科を再考する

 2007年2月に行われたオープンプラットホームin福岡をきっかけに6月にはKWC特別講演会「臨床予防歯科のこれから」、.10月には口腔衛生学会自由集会と幾度となく討論を行ってきた。今回は目的を明確にし、今後どんな活動していけばいいのかをプログラムマネージメントモデルであるOPPAモデルを活用して話し合った。
まず、一番上の Objectiveにあたる部分、すなわち「これからの臨床予防歯科が目指す目的」は自由集会で出た結論である「地域に一番近い立場である開業医は、地域住民の健康づくりのサポートをするべきである」というところから始めた。
 これを実現するための課題として、いくつかのプログラム(課題)および、それを実現するためのプロジェクトを挙げた。
 まずは「住民が望む歯科の保健機能を知る」という課題がある。ニーズ調査(質的な調査、量的なアンケートなど)を行いたい。
それを元に、我々が目指す地域活動も含めた新予防歯科のモデル構築を行う。これは自由集会でも問題点として挙がった、「地域に出る方法、ノウハウをもっと蓄積してのシステムづくりを多くの歯科医で共有したい」ということを解決すべく、既に地域保健を実践している開業医の先生方のバリエーションを調査し、類型化作業などにより、コンテンツのモデル構築をしようということである。これにより院内のマネジメント法も明確になれば、ある程度の一般化したモデルが完成し、普及できると考える。また、この作業により今まで曖昧だった「予防歯科」という言葉の定義づけもでき、方法論が明確になるのではないかと思っている。
その他出た意見では「仲間づくり」「連携」「議論できる場」のカテゴリーがあり、これらはこの事業を推進できるための影響要因として捉えていきたい。
NPO法人ウェルビーイング      藤田 孝一

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