健康って何だろう?
こんにちは。地域保健担当のいわいです。
市町村での計画策定・実施の支援は、
3月末に契約が終了する市町村が多いので、
4月は事務所で研修や学会の準備などに力を入れていました。
特に、力を入れているのはOPPAモデルです。
5/20-21に福岡でOPPAモデル研修会を開催し、
6月23-24日に東京で開催される日本健康教育学会で学会発表する予定です。
研修や発表の準備をする中で、「健康って何だろう?」と改めて考えています。
そこで、「看護における健康の概念」(医学書院)という本を読んでいます。
この本の中では、「健康」の4つのモデルが提示されています。
・Clinical model(臨床モデル)→疾病予防
不調、機能不全、障害のない状態 機械論的な人間観
・Role-Performance Model(役割遂行モデル)→T.Persons
家庭や職場で役割を果たすことができる状態
・Adaptive Model(適応モデル)→R.Dupos
変化する環境に対して生物学的、社会学的変化に適応してライフスタイルを修正できる
・Eudaimonistic Model(幸福モデル)→A.H.Maslow
すこやかに生きる(Well-Being)、自己実現(Self-realization)ができている状態
(J.A.Smith 1983)
どれも大事だけど、より広く意味が深いのは、幸福モデル。
私たちが地域支援などいろいろな場面で思うことは、
「ただ病気がなくなるとか、医療費が減るとかではなく、
みんながいきいきと幸せに暮らせたらいいな」ということ。
なので、この幸福モデルはとっても注目しているところです。
その他いろいろと文献にあたりながら、かたちを作っているところです。
研修会&学会発表にご期待いただけると嬉しいです。