ヘルスプロモーターへの道5:気になるアリストテレス
こんにちは。いわいです。
今回はいつもとは趣向を変えて本の紹介です。
今回紹介するのは、
「気になるアリストテレス」というタイトルの通り、
アリストテレスの著書を読むための手引き書です。
地域保健ブログの中で、一度
健康ってなんだろうという記事を書きましたが、
その中に、Eudaimonistic Model(幸福モデル)というのがあったのを覚えていますか?
健康づくり、ヘルスプロモーションに取り組んでいると、人々の健康、幸せって何だろう?という思いが自然と湧いてきます。そこで少しずつ調べていくことにしました。
すると、幸福って言うのを最初に使ったのはどうもアリストテレスらしいということがわかってきました。アリストテレスの使った言葉は、eudaimoniaであり、意味は「よく生きていること、よくやっていること」(雨宮健訳)です。
この語は、ニコマコス倫理学という著書ででてきます。訳書を読んでみましたが、わかるようなわからないような・・・頭がパニックになるとても難解な本です。そのため、アリストテレスは気になるが、理解できない日々が続いていました。
そんなとき、上司の譲治先生が、J.O.アームソンの「アリストテレス倫理学入門」を見つけてきてくれました。
私もこの本を昨日から読み始めましたが、「アリストテレスを読むための手引き」であり、とってもわかりやすい本です。アリストテレスの考えは、質的研究にも通じる部分があり、とても興味深いことが少しわかってきました。
皆さんもお時間のあるときに読んでみてはいかがでしょうか?