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障害福祉計画

こんにちは。いわいです。
今回のテーマは、「障害福祉計画」です。

障害福祉計画に関わるようになり、私は障害者自立支援法に関わる新聞記事などが気にな
るようになりました。西日本新聞では障害者自立支援法について、障害者支援を行っている
団体、施設、当事者などの声を集めた連載は、障害者自立支援法への疑問や現場の混乱、
当事者への弊害などがたくさん出てきている
を感じます。実際、障害者の当事者の方から
も、「障害者自立支援法はよくわからん」との声をよく聞きます。

そのような中で、市町村では障害福祉計画を策定中です。
市町村では、国の「基本指針」を踏まえて、平成18年度中に平成20年度までを第1期と
する障害福祉計画を策定するということになっています。

本来であれば、国の出す方程式に当てはめ、サービス量を出せばOK!という色合いが強
い計画です。しかし、ウェルビーイングが支援している町では当事者の声、周りの人の声
を聞きながら、公的な支援やサービスの見直しだけでなく、地域でできること、当事者が
できることを考えていこうとしています。

現在、障害をもった当事者の方、保護者などのインタビューで生の声を集めています。イ
ンタビュー方法も工夫をしていますので、また次の機会に紹介したいと思います。

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コメント

とても良いことだと思います。
障害者福祉は当事者不在の状態がずっと続いていますから。
きっと、家族も想像しなかったことを本人たちから聞くことがあるでしょう。
できれば、当事者だけのグループ討議ができると良いですね。
3障害一緒とか、3障害別とか。
期待しています。

いつもコメントありがとうございます。
精神、知的障害の親の会での話を聞くと、
自立支援で3障害一緒といっても、
一緒にした方が良い部分、
障害別にした方がよい部分などいろいろあることも見えてきています。
知的障害の親の会の方はもっと障害をしってほしい。
しかし、精神障害の方は、障害のことをしってもらった方がいいのか、悪いのか、わからない。
周りの理解がないことで困ることもあるが、知られると就職に影響がでてしまうし・・と、
気持ちが揺れていました。
そのあたりも今後話し合いながら、考えていけたら思っています。

良いインタビューができているようですね。
よけいかもしれませんが、私の障害者支援の基本スタンスは、
1.当事者の意見を最優先する。親は本人の代弁者ではない。
2.その人をそのまま受け入れる。受け入れられないのは、受け入れる側に準備が足りないから。
3.変えられない環境はない。人も物も必ず変われる。
いずれにしても「人を信じる」ことからスタートすると思ってます。
いわいさんはどうですか?

私も、住民一人ひとりや地域の力を信じて、必ず人やまちは変わると信じて、地域に関わっています。
障害者支援のスタンスとして、「親は本人の代弁者ではない」というのは大事ですね。今週は、身体障害の当事者のインタビューです。精神、知的とは違って、環境(道路、公共施設など)の面の話もでるのかな?と思っています。

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