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2006年11月28日

熊本市の取り組み:健康弁当

こんにちは。いわいです。
先日、以前支援していた 熊本市の方から、健康日本21の取り組みの報告のメールが来ましたので、ご紹介します。

現在、熊本市では市役所を一つの地域としてとらえ健康づくりのモデル事業を展開しています。その中の食事チームの取り組みの結果、現在、市役所の掲示板に以下のお知らせが掲載されているそうです。


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 健康で活力のある職場づくり実行委員会では、 中年期の健康づくりのために、市役所を一つの地域として捉え、食事、運動、たばこの3グループに分かれてモデル的にさまざまな活動を展開しています。

 食事グループでは 「食事の面から健康を考える」を目標に、取り組みやすい昼食に焦点を当てて健康づくりに貢献できる弁当: 「健康弁当」の作製に取り組んできました。本庁舎において弁当を販売している業者に協力を願い、「健康弁当」についての意見交換を重ねた結果、5業者のご協力を得ることができ、この度、 「健康弁当」の販売をしていただけることとなりました。

 健康弁当は12月4日(月)から販売開始です! 健康弁当には目印として、健康くまもと21イメージキャラクター「けんくまくん」シールが貼ってあります。いずれの弁当も業者の方の工夫と、栄養、おいしさの凝縮された限定品です!ぜひ 「健康弁当」をご賞味され、自分の健康について考えるきっかけにされてください。

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働いている人の食生活の改善の第一歩として取り組みやすいのは、「お昼ご飯」ということで、最初はアンケートで実態を調べるところから始めた取り組みでした。それが、今回「健康弁当」というかたちに結びついたそうです。今後の展開がとても楽しみです。

2006年11月25日

ヘルスプロモーターへの道:人前で話す1

こんにちは。いわいです。
今日のテーマは、 人前で話すです。
先週、歯科保健専門家養成コースで、 新人歯科医師の星岡先生が講師デビューをしました。前日は夜遅くまで、プレゼンの練習をしていました。その姿を見ながら、人前でお話をするっていうことはとてもエネルギーがいるし、努力も必要だなと思いました。   私自身は、人前で話すのは大嫌いで、とても苦手でした(いまだに得意ではありませんが・・)そのため、いろいろ工夫をしてきましたので、今回から何度かにわけてご紹介したいと思います。

まず、簡単にできることしては、  「本を読んでみること」です。
プレゼンや話すことの本はたくさん出ています。
あまり読み過ぎるのもどうかとは思いますが、本当に悩んでいるときに読むと、  ヒントが見つかることもあります。
本に書いてあること、たとえば、「意味別の区切りがあるときに、小休止をとる」ことを意識して今日はお話ししようとかその日の目標をもってお話しすると、ひとつずつ技術が身に付いていきます。

プレゼンの資料を作る際にとても参考になった本は、
 「わかりやすい表現」の技術です。

また、説明の流れを考えるときには、 「分かりやすい説明」の技術が参考になりました。我が家のトイレには、わかりやすい説明の15のルールを貼っています。最近見てなかったので、また読んでみようと思っています。

2006年11月24日

なぜかテーマはマラソンです。

こんにちは。いわいです。

今日のテーマは マラソンです。
なぜ マラソンか?
単に私が最近はまっているからです(笑)
正確にはマラソン自体よりもマラソン大会かもしれません。

今年は氷川町の梨マラソン、福岡シティマラソン、篠栗森林マラソンを走りました。
あまり練習熱心でない私は、フルマラソンは無理なので、ハーフマラソンや10kmを走っています。
福岡シティマラソンは最終関門(公道を使っているのでタイム制限があります)でひっかかってしまいましたが、篠栗森林マラソンは、参加者が少なかったためなんと!入賞してしまいました

↓ 副賞の「国産木材を使用した時計」です。

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私がマラソン大会に行く理由としては、
・沿道から地元の人、子ども、消防団のおじちゃんたちからの応援で頑張って走れること
・参加者同士で「あともう少し頑張って」とか声をかけあい一緒に頑張れること
・小さな町の大会だったら地域総出で作りあげている雰囲気に惹かれていること
・マラソン大会会場でバザーをやっていたりする非日常的なお祭りっぽさに惹かれていること
などいろいろあります。
私にとってマラソン大会は、いろいろな町に出かけて楽しめる「大人の遠足」という感じです。

マラソン大会には、子どもからお年寄りまでいろいろな年齢層の人が集まり、世の中にはこんなにマラソン好きの人がいるのかというくらい人が集まります。大会の規模によって参加人数は様々ですが、小さな大会でも数百人の人が参加しています。参加者の内訳は、家族連れ、ランニングサークルのような一団なども多いのですが、私が意外だったのが、 中高年の男性が結構多いことでした。それもお一人で来られる方も多いようです。
彼等も仕事とは離れて、走ること、非日常的な雰囲気、人との交流を楽しんだりしているのでしょうか?

私の家の近所には、県立の大きな公園があります。夏場はウォーキング、ランニング、ラジオ体操など多くの人が集っています。しかし、今朝走りに行くと、夏場と比べて人がものすご〜く少なかったです。夏場は高齢者、女性が多かったのですが、今朝は中年の男性が走っている割合が意外と高かかったです。
「きっとこの中にもマラソン大会にエントリーしている人がいるのでは?」と思いながら、今朝はプラプラ走ってきました。

地域での健康づくりは、ウォーキングに取り組むケースが多いのですが、「意外とマラソンもいいかも?!」と思う今日この頃です。

全国のマラソン大会の情報を知るには、RUNNETがお勧めです。興味を持たれた方は一度雰囲気を味わいに参加してみて下さいね。
私は次は1月に、地元で10km走る予定です。


2006年11月13日

ヘルプロぐるぐる第3回:北広島

こんにちは。いわいです。

今は、北広島の帰りの新幹線の中です。北広島町は、芸北町、大朝町、千代田町、豊平町の4町が合併してできた町です。

島根県との県境の町で8月の末くらいから「こたつをそろそろだそうか?」とおばあちゃんが考えるくらい山陰の寒い町です。今日の策定協議会のときには、芸北の方が、「先日雪が降った」とお話してくれました。寒い町ではありますが、住民の方たちはとても明るく元気です。

 北広島町は有名なもの言えば「神楽」です。健康日本21のアンケートを作成する際に、保健師さんたちの間で、「どんな運動をしていますか?」という選択肢に「神楽」を加えるかが議論になったほどです。結局、「神楽」は入りませんでしたが、あとになって住民の方にお話を聞くと、「神楽は、古い型と新しい型があり、新しい方は結構身体を動かすから、かなりの運動量になりますよ」、「近所の神楽で笛を吹く人は、神楽の時期が近づくと一晩中笛が吹けるように、心肺機能を鍛えるために朝走りだすんですよ」などの声も聞かれました。

北広島町では神楽はとても大事な文化として根付いており、最近では、神楽のシーズンだけでなく、いろいろなイベントの際に、神楽があるそうです。私はまだ北広島町では見たないので、ぜひ一度私も見てみたいなと思っています。

皆さんもぜひ北広島に行ってみてくださいね。

2006年11月10日

男性が歩くためのアイデア

こんにちは。いわいです。
今週の水曜日は粕屋町で健康かすや21のリーダー会議でした。
その中で、住民の方からすてきな提案があったのでご紹介します。

町内で、「歩こう会」とか、運動教室をやったときに集まるのはどんな人でしょう?

正解は・・・
大半が女性です。
男性はなかなかそういう場に出てきません。しかし、肥満が多かったり、不健康な生活を送っている人は男性が多いです。どこの町でも、「男性への働きかけをしないといけないのはわかっているが・・・」とどうやって働きかけようかと悩んでいます。

計画推進のメンバーさん(男性)は、運動チームとしてウォーキングコースを考えたり、運動をする人を増やす取り組みをしています。
そこで、先日自分が参加している町内のゴルフ会(会員は30名おり、常時20名くらいは集まっている)で、「ゴルフだけでなくウォーキングもしないか?」と提案したそうです。すると、賛同してくれる人も多く、現在は男性だけでやっている会に、女性も入ってきて楽しくなるかもしれないなどの話も出たそうです。町内には結構ゴルフの集まりも多いので、この取り組みが広がれば、男性のウォーキング人口が広がるのでは?と期待できそうなアイデアでした。

当事者である住民ならではのアイデアであり、また地域とのネットワークも十分活かされています。まずは、メンバーさんのゴルフ会がモデルとなり、この取り組みがちょっとずつ広がっていけばいいなと今後が楽しみです。

2006年11月 6日

インタビューで心に残った話

こんにちは。いわいです。
先月末に身体障害の当事者の方にインタビューを行いました。対象者は、全員、中途障害の方でした。これまで、精神障害、知的障害の親の会のインタビューとの違いは、ハード面での困りごとが多く出されたことでした。

その中で、心に残った話をご紹介します。

<お店について>
お店の話ができたときに、車いすでは、和風、玉砂利はダメ!という話がでました。対象者のお一人は、いつもは玉砂利のあるような行きにくいお店は避けていたそうですが、息子さんから「行きにくいお店だからと避けてしまってはダメ。障害を持っている人が使いにくいことをわかってもらわないと変わらない」と言われ、何度か同じお店に通ってみたそうです。すると、改装の際に車いすが通ることのできる通路ができていたそうです。言葉では何一つ伝えていないけれど、困っている姿を見たことでお店の意識が変わったそうです。そのお話をされた方が、「こういう風にお店が変わることは、自分のためだけではない。車いすが通る道は、乳母車も通る道なんだから」とおしゃっていたことが心に残っています。

<周囲の人の理解>
周囲の人に対しては、「障害があるので何もできないと決めつけられたり、無視されるのがつらいので、できることはやりたい」、「手伝ってほしいことを具体的に伝えれば、必ずみんな助けてくれる」、「イヤな思いをすることもあるが、スーパーで荷物が持てず苦労していたら、子どもを抱えて自分も大変そうにしているお母さんが、声をかえてくれた。いい人との出会いもいっぱいある」という話も聞かれました。

<終了後の感想>
終了後に感想を聞いたところ、「みんな同じ悩みを持っていると聞いて安心した」、「はじめて参加したが、みんな明るいなと思った。障害になって悪かったとは思っていない」など前向きな方が多く、同じ立場の人同士で話をすることだけで、元気になっている様子でした。私たち、スタッフも終わった後に笑顔になり、元気をいっぱいもらった気がします。

今後は、これらの声を活かしながら計画を立てていく予定です。