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2006年12月28日

ウォームビズ

こんにちは。いわいです。
昨日、おとといは、下関市の研修の講師のお仕事でした。会場は、 唐戸市場という魚市場にある会議室。外に出ると、下には市場が広がっており、ふぐ、いくら、なまこなどがいっぱいいて、とても楽しい会場でした。

↓研修会場の外の風景
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研修の前や休憩時間に市場内をブラブラしていると、 「ウォームビズ」のポスターを発見しました。
私がこれまで持っていた 「ウォームビズ」のイメージは、腹巻きしたりババシャツなど身体が温かくなる肌着をつけて、暖房の温度を下げましょうという取り組みというイメージでした。

しかし、ポスターを見てみると、 「衣」「食」「住」の3つの取り組みが紹介されていました。「衣」は当然服装、「食」は香辛料を使った食事を食べるなど身体を温めるものを食べましょうという取り組み。そして、  「住」は、ブラインドから光を取り入れると室温が暖まるなど住環境の取り組みだけでなく、 「3時にラジオ体操をして身体を温めましょう」という取り組みが書かれていました。

現在、健康日本21に取り組んでいる支援地域では、「ラジオ体操をみんなでしよう」という案がでている町が多くあります。健康日本21でラジオ体操を普及させるときの目的は、「自分の健康のため」だけ。しかし、 「ウォームビズ」の視点を入れると、「自分の健康のため」プラス「地球の環境のため」というちょっと良いことをしている気分もプラスできそうです。

健康づくりだからといって、「健康」の分野にこだわらず、ちょっと他の分野の取り組みに目を向けてみるとヒントになること・連携できそうなことがたくさんありそうだなと感じた1日でした。

 「ウォームビズ」については下記の頁をご覧ください。
http://www.team-6.jp/try/warmbiz/index.html

それでは、最後になりましたが、皆様良い年をお迎えください。

2006年12月18日

トランスセオリティカルモデルの講演会

こんにちは。いわいです。
11/15に福岡市で行われた プロチャスカ先生の「糖尿病および他の慢性疾患の予防と管理のための集団治療」の講演会に行ってきましたので、その報告です。

 トランスセオリティカルモデルは、多理論統合理論と日本名はいうそうです。このモデルはその名の通り、行動科学の理論の様々な理論を統合したもののです。

私たちは、この理論の中でも、 ステージモデルはとても使いやすくて活用してしています。 人の行動変容には段階があり、段階に応じた働きかけが必要であるというこの理論は、集団、個人さまざまな場面での応用が可能です。市町村でアンケートを実施する際には必ず項目に加えています。

今回、日頃使っている理論の開発者であるプロチャスカ先生のお話を生で聞いてきました。英語での講演でしたが、資料が日本で用意されていたため、なんとかついていくことができました。今回印象に残っているのは、 従来は一度に一つの行動のみを変えるという教育が多かったが、複数の行動を変えるためのプログラムを開発しそのEvidenceを出している点でした。

↓ 講演の様子(遠くで撮影したのでかなり画像は悪いですが・・・)です。

CIMG1781.JPG

2006年12月16日

ヘルスプロモーターへの道:道具

こんにちは。いわいです。
今日は 道具についてです。

地域でお話し合いをするときに、 模造紙、ポストイット、ペンなど様々な道具を使います。

今日は、ペンについて。
皆さんはグループワークのときにどんな ペンを用意していますか?
市町村で用意されるのは 油性のマジックが多いです。
しかし、  油性のマジックは裏に移るので、新聞紙の準備が必要だったり、 何かと面倒です。
先日大学の講義のときに用意されていたペンが油性ペンだったのですが、新聞紙の用意を忘れており、一時グループワークが中止する場面になったこともありました。
そのため、私たちは研修のときに、 裏移りしないペンを用意するようにしています。
 道具一つで準備が大変になったり、作業の妨害につながったりします。いろいろな道具を使ってみて良いものを選んでいく目も大事だと思っています。皆さんも自分たちが使いやすい道具を探してみてください。

↓NPO法人ウェルビーイングで使っているのは、 プロッキーです。

2006年12月 6日

下関市はパブリックコメントを募集しています。

こんばんは。いわいです。

今日は地域支援の取り組みの紹介です。
今回、取り上げるのは 下関市です。
下関市といえば、「ふぐ」が有名なところです。
 下関市は合併後に、 健康日本21の策定を行っています。
そして、現在、計画について パブリックコメントを募集しているところです。

 パブリックコメントとは、
YOHOO!JAPANみんな政治(http://seiji.yahoo.co.jp/guide/yougo/gyosei/24.html)によると、以下のような制度です。

行政の政策立案過程で国民の意見を聞く制度。
行政機関が実施しようとする政策について、あらかじめ国民から意見を聞き、それを意思決定に反映させるために行う。行政機関が命令や規則を策定または変更する場合、ホームページなどを通じて素案を公表し、国民に対して意見の提出を求める。国民は電子メール、郵便、ファックスなどの方法で意見を提出し、最終的な意思決定に反映させようというわけだ。1999年に「規制の設定または改廃にかかわる意見提出手続き」を閣議決定し、国のパブリックコメント制度が導入された。地方自治体でも、住民の意見を聞く同様の制度が導入されている。

ホームページ上で、下関市の計画を見られますので、ぜひ見てみてください。
よろしくお願いします。

 下関市 健康日本21パブリックコメントのホームページ

http://www2.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1163573920730&SiteID=0000000000000