韓国のヘルスプロモーション3:ヘルスプロモーションセンターその2
こんにちは。いわいです。
今回から、前回紹介した ヘルスプロモーションセンターについて詳しく報告します。
ヘルスプロモーションセンターが必要な理由は以下になります。
<事業の必要性>(説明用スライドより)
・ 人口の 高齢化+慢性疾患による死亡増加 → 医療費支出増加予測
・ 健康の主要決定要因が喫煙、運動、栄養、アルコール、ストレス→ 個人の生活習慣が占める比重が52%
・ 区民の健康水準向上のために同等の資源と機会の提供→ すべての人々の健康平等実現
日本と同じように背景には、高齢化や生活習慣病があるようです。また、韓国で感じたのは日本よりも経済格差が大きいように感じました。そのため、「健康平等実現」という言葉出てきているのではないでしょうか?
ヘルスプロモーションセンターでは、このような背景を受け、喫煙、運動、栄養、アルコール、ストレスなどのライフスタイルに関する健康教育やサポートを行っているそうです。
ヘルスプロモーションセンターについてのレクチャーのあとは、センター内を見学しました。
その中で 印象に残ったツールや取り組み内容についてご報告します。
1.飲酒体験ゴーグル
アルコール対策の取り組みとして、日本では見たことのないグッズが使われていて、かなりおもしろかったです!その名も「飲酒体験ゴーグル」(という名前に違いない)。
使用方法としては、このゴーグルをつけて、まっすぐの線上を、下を見ずに歩く、または輪投げに挑戦するというものでした。このゴーグルをつけると、ゴーグルのレンズの影響で、視界がゆがむため、まっすぐ歩けない。つまり、酔っぱらってふらふらになった状態を体験してもうらというものです。この体験を子どもにしてもらい、「お父さんお酒を飲んだら大変だよ」と親がお酒を飲むのを止めるという話でした。日本にはないなかなかユニークな発想ですよね?
↓ ゴーグル