100点を取らないとだめですか?
こんにちは。いわいです。
昨年の8月から、NPO法人ウェルビーイングではメールマガジン「オープンプラットホーム通信」を月に一度発行しています。メルマガの中では、ヘルスプロモーターへの道をという連載をしています。なお、NPO法人ウェルビーイングのホームページのトップページより申し込み可能です。
今回は、バックナンバーをお届けします。
〜100点を取らないとだめですか?〜
(オープンプラットホーム通信3号より)
これまでいろいろな地域でお仕事をしていて、みんなついつい100点満点を求めてしまう傾向にあるなと感じます。しかし、地域での取り組みは、人、場所、タイミング、時代などなどたくさんの要素が絡んでいるため、そうそう100点満点は取れません。理想を求めすぎたり、他のうまくいっているまちと比べてしまうと、「はー」とため息がでたり、「こんなのでいいのかしら?」と不安を感じます。
今まで、ヘルスプロモーションに取り組んでいない0点の状態だったのに、急に100点を求めても、住民や地域を「エイや」と一瞬で変えてしまう魔法の杖でも手に入れない限りは、所詮無理な話です。
住民参加の取り組みをしていなかったまちで住民の方を集めて策定委員会を組織すれば、0点から10点くらいにアップする。こんな小さな小さな積み重ねが大きな変化を生み出し、みんなが元気で幸せなまちを作っていくのではないでしょうか?
小さな変化とは、策定委員会が終わった後に笑顔で立ち話をする人がでてきたなどそんなちょっとしたものです。しかし、そこに気づくか気づかないかで大きな違いがあるように感じます。
私は小さな変化を見つけて喜ぶことを大事にお仕事できたらいいなと考えています。100点をとってしまったら、そこでおしまい。「まだまだだな。これからどうなっていくんだろう?」と楽しんでみてはいかがでしょうか?