「知る」と「分かる」の違い
こんにちは。いわいです。
福岡は夏のように暑い日が続いています。
さて、今回はメルマガのバックナンバーをお送りします。
メルマガ第4号より 〜 「知る」と「分かる」の違い〜
私のヘルスプロモーター修行は、上司の荷物持ち(といっても重たい荷物は上司に持ってもらっていました)兼記録係からスタートしました。QOL、PRECEDE-PROCEEDモデルなどなどこれまで知らなかった言葉を上司が行政スタッフや住民の方たちに説明するのを聞いたり、記録に録ることで少しずつ知っていきました。
そして、ある日研修で、PRECEDE-PROCEEDモデルの因子について人前で説明する機会をいただきました。これまで何度も上司の話を聞いて、記録にもまとめてきていたので、すっかりわかった気になっていました。しかし、いざ話し出すとしどろもどろ。知識としては頭に入っているのですが、自分の中できちんとそのことを咀嚼して理解できていなかったのです。決して器用な方ではないので、分からないことをそれらしく言うのは土台無理な話でした。きちんと咀嚼し、自分の言葉で語れるようにならねばと思った体験でした。
大辞林 第二版 (三省堂)によると、「知る」は「それについての知識を有する」一方「分かる」は「物事の意味・価値などが理解できる」とあります。ヘルスプロモーターとしては、「知る」だけでなく「分かる」という体験を通して語たる能力を身につける必要があります。ヘルスプロモーションのプロセスには、「唱道」もあるのですから。きちんと「分かる」という体験を大事にしていけたらいいなと感じて今は頑張っているところです。