『老いと死』を語る
こんにちは。いわいです。
先日、高齢者のケアサポート体制を考えている広川町で勉強会をしました。
そのとき、住民メンバーの方から、「連絡会のメンバーには住職さんを入れた方がいい。お寺の住職さんはいかに生きるか?ということを常に考えている『生きる」ということの専門家だから。」との意見がありました。
私自身、小さいときからお寺さんには接してきましたが、お経を上げた後にはいつも人生についてのいろいろな話をしてくださるのが楽しみでした。昨年、祖父の7回忌のときには、「老い」についてわかりやすくお話ししてくださり、とても勉強なり、仏教からの視点も大切だなと感じていました。人の生死に関わる仕事の中で、生きるとは?老いとは?と常に問い続けている住職さんは、高齢者が地域でいかに生きるか?を考えるときにはとても重要なメンバーかもしれない・・・と納得なご意見でした。
さて、そこで本のご紹介です。
今回、ご紹介するのは中村元先生の「『老いと死』を語る」(麗澤大学出版会)です。
老いという問題が提供する意味を仏典、特に釈尊の教えに最も近い原始教典を用い考えていく本です。私自身もまだ読み始めたばかりですが、講演会の内容をまとめたものでとても読みやすそうですが、内容はとても深そうな感じがしています。皆様も興味がありましたら、ぜひ読んでみてください。