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2012年10月12日

五感を使った街歩き体験とワークショップ 報告2(ユニバーサル都市・福岡フェスティバルイベント)

「五感を使った街歩き体験&ワークショップ」の報告の第2弾です。
報告は、当日の流れに沿ってまとめていきます。

まず最初に行ったのは、
「オリエンテーション」です。

オリエンテーションでは、スタッフの紹介後、
グループ分けを行いました。
まず、晴眼者、視覚障がい者、ボランティアに別れ、
身長順に並んでもらいました。

身長順に並んでもらったのは、
介助の時に身長が近い方が介助がしやすいため、
身長の近い人同士でグループを作ってもらうためです。

みんなで声を掛け合い、身長順に並び、
前から小さいグループ、真ん中グループ、大きいグループ、
の3つに別れました。

その後、各グループで自己紹介の時間を取り、
代表者に自分のグループの紹介をしてもらいました。

★小さいグループ
小さくてかわいらしいグループです。
大学生、ウェルビーイングの会員、行政職員、親子などいろいろなメンバーがいます。
南区民は5名。スポーツ好きが多く、ライブ好きな人もいます。
一番、にぎやかでうるさいかもしれないです。

★真ん中グループ
南区以外に、遠くから参加している人もいます。
芸術家という人もいたり、いろいろな人が参加しています
それほど賑やかじゃないです。
今日はアクティブに参加し、つかめることをつかんで帰りたいです。

★大きいグループ
高いところから失礼します。
学生が4名います。先生に教えてもらって参加さいました。
今日は、実りのある充実した時間にしたいと思います。

できれば全員に、
どんな方が参加しているか知ってもらいたかったのですが、
時間が限られているため、グループ内での自己紹介になりました。

しかし、代表者にグループを紹介する時間を取ったことで、
少しだけですが、各グループの様子を知ることができました。

写真は小さいグループのグループ紹介の様子です。

グループ紹介.jpg

<つづく>

2011年4月20日

福島大学避難所ブログ

こんにちは。いわいです。

先月、ヘルスプロモーションCAFÉ&BAR に来て下さった永幡先生の所属する
福島大学では、東日本大震災で被災された方々の避難所を開設しています.
(現在避難されている方は,南相馬の方が主です.)

避難所での様子は、
たくさんの写真と共に、毎日、ブログで報告されています。
皆様もぜひご覧下さい。

福島大学避難所ブログ
http://fukudai311.blog.fc2.com/

2010年12月16日

森林セラピー

こんにちは。いわいです。
「森林セラピー」です。

先日、福岡県篠栗町の若杉山に行くと、
途中、木のチップが一面に引き詰められたロードが数キロ続いていました。
木の香りがとても気持ちよく、
ふかふかの足下が最高に気持ちよかったです。


IMGP0095_convert_20101216162302.jpg


しかし、
これは何のためにやっているのだろう?と疑問でした。

そこで、
帰ってさっそく調べてみたところ、
「森林セラピー」の取り組みの一環でした。
福岡県篠栗町は、 「森林セラピー認定基地」の一つとなっており、
いろいろな取り組みが行われているようです。

篠栗町の森林セラピー
http://www.sasaguri-therapy.jp/index.php

「森林セラピー」とは、
森林浴の効果を科学的に解明し、
森の力で「こころとからだ」を健康にしようとする取り組みで、
全国各地に 「森林セラピー認定基地」が広がっているそうです。

自然を活かした心と身体の健康づくり。
知らずに体験しましたが、たくさん元気をもらえた気がします。

皆さんもお近くの 「森林セラピー認定基地」に足を運んでみませんか?

2010年12月 8日

インターネットでマラソン大会を探す

こんにちは。いわいです。

12月に入り、寒くなってきましたね。

冬場に入ると、 本格的なマラソンシーズン突入です。

全国各地では、マラソン大会が多数開催されています。
私の住む九州では、12月はフルマラソンだと、
5日に沖縄のNAHAマラソン、
12日は東国原知事で有名な宮崎での青島太平洋マラソンが開催されます。
しかし・・・私は12月は週末は仕事が入ってしまい、
出たかった大会に参加できそうにありません(:_;)

これらの大会の情報を調べたり、
エントリーをするのには、
便利なのが、インターネットです。


大会を探すサイトで、
有名なところでは、以下の2つです。

☆ランネット
ランニングに関する情報がたくさんつまっているサイト
http://runnet.jp/

☆スポーツエントリー
ランニングに限らずあらゆるスポーツイベントの情報が掲載されているサイト
http://www.sportsentry.ne.jp/top.php


男性の場合、お腹がでてきたことがきっかけで、
走ることを始め、
大会に出てその楽しさにはまる方が多いようです。
マラソン大会は健康づくりに使えるコンテンツのひとつです。

まずは、参加してみてマラソン大会の楽しさを体感してみませんか?
ぜひ気になる大会を探してみて下さい。

2010年11月17日

お酒

こんにちは。いわいです。
今日のテーマは 「お酒」です。

都市高齢者1.3万人を対象とした
飲酒頻度と3年後の生存との関連の調査結果をみると、
死亡率が少ない群は、男性では「毎日飲んでいる群」であり、
最も死亡率が高かったのは、男女ともに「飲まない群」だったそうです。

アルコールは生物そのものには「毒」かもしれないけど、
お酒は人間にとっては「悪ではなさそう」ということが言えそうとのこと。

(星 旦二、ピンピンコロリの法則「おでかけ好き」は長寿の秘訣」より)

適度にお酒を楽しむことでリラックスし、
人とのふれあいにもつながることがポイント
のようです。

しかし、最近、いろいろな場面で、
「若い人は飲みに行かない・飲まない人が増えた」という話を聞きます。
以前、参加したNPOの交流会(お酒なし)でも、
若い人が飲みに誘っても行かないので、
交流の機会が減ったという話で盛り上がりました。

飲みでのリラックスした雰囲気での
人とのふれあいの良さを実感している身としては、
寂しい限りです。
しかし、この話、
お酒を飲まない人にはピンと来ないのが難しいところ・・・。

さて、今年も
NPO法人ウェルビーイングでは
忘年会を今年は12月16日を予定しています。

皆さんもお酒の効果を実感しに来られませんか?
(もちろん飲まない・飲めない人でも楽しめる場です・・・たぶん)
皆様のご参加お待ちしています。

お問い合わせ:NPO法人ウェルビーイング(岩井)
npo.wellbeing@gmail.com

2010年11月11日

11/25はヘルスプロモーションCAFÉ&BAR

こんにちは。いわいです。
ヘルスプロモーションCAFÉ&BAR のお知らせです。

ヘルスプロモーションCAFÉ&BAR とは・・・
NPO法人ウェルビーイングで月に1回の割合で開催している 「集いの場」です。

○参加方法
事前の申し込みは必要ありません。食事&飲み物は持ち寄って運営していますので、当日、一品(または1本)をお持ちの上、会場へ直接お越しください。

○形式
話題提供者が最初に話題を提供し、その後、食事やお酒をとりながら、その話題についてみんなで語らうというかたちで進行しています。話題提供者は毎回変わるので、これまで取り上げたテーマは、「市役所って何?」、「タイのホスピス」、「質的データの分析」、「伴走ボランティア」など様々です。誰でも参加自由のゆるーい、しかし他職種の人たちが集まる濃い集いです。参加者は一人一品または一本持ち寄りなので、おいしい食事やお酒も飲めてとても楽しい会です。

次回は、以下の日程を予定しています。皆様のご参加お待ちしています。


○日時 2010年11月25日(木) 19:30-

○場所 NPO法人ウェルビーイング地下室(福岡市大名1丁目15-24)

○話題 メイン:粕屋歯科医師会の取り組み(OPPAモデル利用)の現状
サブ:2011年日本健康教育学会について
話題提供者 筒井昭仁先生

2010年10月に開催された日本口腔衛生学会での発表を中心にお話いただく予定です。OPPAモデルはNPO法人ウェルビーイングの開発したプログラムマネジメントのモデルで地域の健康づくり、歯科医院づくりなどいろいろな分野で応用されています。以下、発表の要旨です。

◆ 「誇りを持ち魅力あふれ、安心して信頼される歯科医師会」を目指す歯科医師会の取り組み−1:プログラム作り 筒井 昭仁

粕屋歯科医師会は会を取り巻く流動的な医療環境、社会環境のなかで10年後にどのような会であるべきかを検討することとし、会員の意見、加えて、地域の関係者の声を取り入れて「誇りを持ち魅力あふれ、安心して信頼される歯科医師会」を目指す「粕屋歯科医師会21世紀プロジェクト」をまとめた。


◆ 「誇りを持ち魅力あふれ、安心して信頼される歯科医師会」を目指す歯科医師会の取り組みー2:プロセス評価 梶谷 彰  

2008年4月より答申書「粕屋歯科医師会21世紀プロジェクト」(前報1)を踏まえて会員事業、地域事業、機構改革のそれぞれの行動目標に沿って事業を進めている。本年10月末で計画した事業の71%が「実施済み」「実施決定」となっている。


p.1地下室写真.jpg

2010年8月 4日

山ガール

こんにちは。いわいです。

今日のテーマは 「山ガール」です。

山ガールとは、
最近テレビなどで特集が組まれているのでご存じの方もいるかと思いますが、自然との触れ合いやダイエットのために山へとトレッキングに向かう若い女性のことです。
最近では、アウトドアメーカーから山用のスカートなどかわいいウェアもたくさん発売されており、おしゃれに山登りをたのしんでいるようです。

先日、近所の宝満山に登ったところ、
確かに若い女の人が以前に比べて増えているような印象を受けました。

↓ ちょっと暗いですが、宝満山の山頂の写真です。

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最近、働く女性が
・スポーツに何を求めているのか?
・なぜはまるのか?
という本を読みましたが、
この中にも山登りにはまる女性達のインタビューがありました。

山登りに限らず、ストレスの多い働く女性達は、
「スポーツを通して人生を楽しみ、
 自分や周囲との関係をよりよいものにしていく。」
と、スポーツを通して広い意味での健康を獲得しようとしている
という印象を受けました。
女性はいろいろなものを、
積極的に取り入れ、人生を豊かにしようとしているようです。

一方、男性に関しては、このような話は聞かないような気がします。
男性は何をしているのか?
・・・・気になるところです。


2010年7月21日

セルフモニタリング

こんにちは。いわいです。
今日のテーマは セルフモニタリングです。

セルフモニタリングとは、
心理学用語で、
「自己の現在の状況を観察・記録あるいは管理・評価するという意味。
 行動療法や認知行動療法の技法の一つ。
 自分自身の問題となっている行動や修正したい行動を、
 自分で観察・記録することで、自ら評価し行動変容を図る。」
という意味です。
健康づくりの場合、
自分の体の様子や生活習慣をモニターし、
行動を客観的に把握し、行動変容につなげていきます。


例えば、食事のセルフモニタリングをすると、

1)自分の食事を記録をとる
2)記録をとることで、自分の食生活を知る
3)太りやすい食事をしていることを認識する<食生活の問題点の発見>
4)改善策の検討
5)行動変容

という流れになります。

しかし、食事日記もなかなか大変・・・。
という方にお勧めなのが、測るだけダイエットです。

これは、NHKの「ためしてがってん」で紹介され、
「死なないぞダイエット」として本も出版されています。
やり方は簡単で、
朝の一番軽いときと
夜いちばん重いときの2回体重を計り、グラフをつけていきます。
体重計は変化がわかりやすいように、
50g単位、または100g単位で計れるものを使います。

私自身は、本も読み、
ホームページからグラフもダウンロードしています。
1月末から、さぼりながら続けていますが、
減ったり増えたりを繰り替えし、やや減少気味といったところです。

まだ、効果はきちんと現れていませんが、
どういうときに体重が増えるのか、減るのかがわかってきました。

グラフは下記からダウンロードできますので、
保健指導に使う前に、
まずはご自分で試してみてはいかがでしょうか?

http://www.mediafactory.co.jp/final-diet/xls-dl.html

2010年7月 5日

2010.6.19自由集会「ヘルスプロモーションのナラティブ・アプローチ」の報告

こんにちは。いわいです。
2010年6月19-20日に京都大学で開催された日本健康教育学会で
自由集会「ヘルスプロモーションのナラティブ・アプローチ」を行いました。
今回は、自由集会の簡単なご報告です。

日時:2010年6月19日(土) 19:00-21:00

場所:京大会館1F 102号室

参加者:28名

1.流れ


1)守山先生による問題提起

医療における2つの考え方として、
Evidence-Based Medicine(EBM)とNarrative-based Medicine(NBM)がある。
EBMは全ての患者に有効とは言えず、患者の価値観や意向も大事となる。
そんな中、EBMを実践してきた英国の開業医から「語る」ことの大切さ、NBMが出てきた。
海外や日本で、インターネットを通して、
医療について医者、患者が語る取り組みが行われている。

ヘルスプロモーションにおいても、
Evidence-based Health Promotion(EBHP)と
Narrative-based Health Promotion(NBHP)の2つの考え方がある。
日本のヘルスプロモーションの取り組みとして
健康日本21では、両方の考え方が入っていたが、
特定保健指導の流れなどからだんだんとNBHPが抜け落ち始めている。
しかし、ヘルスプロモーションの基本となる「Advocate, Enable, Mediate」には
語る要素が必要不可欠である。

そこで、今回、ヘルスプロモーションを語る取り組みを始めた。
まずは、入り口として、NPO法人ウェルビーイングの歯科医師の先生に語ってもらった。
手順としては、
「あなたの歯科医療を語るときに重要な言葉は何でしょうか?
 思い浮かぶ言葉を挙げてください」というところからスタートし、
その後、それらの言葉をカードにし、2次元のマップを使って、
優先順位をつけ、いつも思い浮かべるか・ときどき思い浮かべるかを考え、配置してもらった。
その後、マップについて語ってもらい、VTRを撮影した。


2)「語り」のVTRを見る

 NPO法人ウェルビーイングの松岡先生、西本先生が、
歯科医療について語ったVTRを見てもらい、松岡先生からコメントをいただいた。


3)マップの作成

参加者に2次元マップの作成シートを配布し、
自分の2次元マップを作成してもらった。
マップ作成後は、
いろいろな職種の人と交流できるように、グループ分けを行い、
マップを見ながら対話をしてもらった。
途中、みんなの前に感想を語る場面ももうけ、交流を進めた。


感想

最後に参加者の感想を一部ご紹介します。


・ 自分をふり返るよい機会になりました。ありがとうございました。
・ 多くの皆さんの当たり前だけれどもバリエーションの豊かさが見聞きできたこと。
 同じ仕事を同じ職場でしていたとして全く違う次元を生きている。
 それを日頃感じることは少なく、
 あるいはかくされているのかしれないものを知れてよかった。
・ ナラティブ・アプローチ少しわかった気がします。
・ 自分自身のウェルビーイング、他人のウェルビーイングについて詳しく知ることができた
・ いろいろ語って楽しめました。みなさんと共有しあうことの大切さを感じました
・ 他の人の語りから、自分の気づきが得られた事
・ いろいろな職種の方の価値観や考え方に触れることができよかったです。


2009年7月18日

研修会情報

こんにちは。いわいです。
福岡は毎日暑い日が続いています。

遅くなりましたが、今年度の研修会パンフレットが完成しました。
パンフレットをご希望の方は、下記までご連絡下さい。
よろしくお願いします。

【メール】
npo.wellbeing@gmail.com

【電話】 092-771-5712(担当:いわい)

2009年7月 6日

なんでも交流会

こんにちは。いわいです。

先日、あすみん(福岡市NPOボランティア交流センター)の「なんでも交流会」に参加しました。参加者は42名と盛況な会でした。

ワークショップの技法を使いながら、「若者」について考えるということで、学生、社会人が適度な人数ずつ混ざるようにグループ分けをし、まずは自己紹介から始まりました。その後、「若者が心配・不安なこと」と「最近の若者に思うこと」をそれぞれの立場で記入し、ディスカッションをしました。

何かをしたいけど、まだもやもやしている感じの子がいたり、自分でサークルを立ち上げ、バリバリやっていこうという子がいたりしました。話をする中で、最近の若者は・・・というので一番話題になったのは、「お酒を飲む場に来ない。飲まない」ということでした。飲みながら話をすることで得られる情報や、そこでしか生まれないアイデア・人間関係もあるので、こういう場に行くことも大事だよね・・という話になりました。しかし、現在は、「アルハラ(アルコールハラスメント)」も問題とされることもあり、なかなか難しい世の中だという意見もありました。

今回、久々にいつもとは、違う場にでかけ、普段はあまり交流のない方とお話しするのはなかなか楽しい経験でした。また、時間があえば、いろいろな場に行ってみたいなぁと思いました。

2009年4月 7日

子どもの携帯電話等の利用に関する調査

こんにちは。いわいです。

 株式会社ACORDO(アコルド) の鎌田さんが、2009/2/25に公開された「子どもの携帯電話等の利用に関する調査」の結果(速報)をわかりやすくまとめて公開してくれているので、そのご紹介です。

 私の高校時代はポケベルが最先端でしたが、今では子どもたちでも携帯を持つ時代になってしまいましたね。そんな時代の中、子どもたちが携帯電話をどう利用し、どんな考えを持っているか、また日常生活との関連のデータもありますので、子どもたちの現状を知るのにはとっても良い情報です。ぜひご覧下さい。


こどものケータイ利用について(文部科学省発表のデータのまとめ)

http://acordo.jp/tmp/modules/pico/index.php?content_id=8

☆調査概略:

* 調査目的:子どもたちの携帯電話の利用実態や意識等について,児童生徒とその保護者及び学校を対象として調査を実施し,今後の取組を推進していくための基礎資料を得る。
* 調査地域:全国
* 調査期間:2008/11/21〜12/15
* 調査方法: 郵送発送郵送回収法
* 調査対象者・配布数・回収数・回収率:
 全国の小学6年生,中学2年生,高校2年生(合計:16,893人,回収率:61.8%)
 当該児童生徒の保護者(合計:16,893人,回収率:56.4%)
 全国の小・中・高等学校(合計: 5,000校,回収率:43.5%)

参照URL: http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/02/1246177.htm

☆レポート目次:

 1.携帯所有状況
 2.利用状況 (communication)
 3.利用状況(インターネット)
 4.利用時間帯および意識
 5.回答結果間の関連
 6.まとめ
 7.アンケート質問紙

2009年1月14日

活動実施のアイデア

こんにちは。いわいです。

35周年記念事業として実施している、奄美大島での龍郷町での取り組みも1月22日に第4回目の会議を迎えます。

35周年事業は下記をご覧下さい。
http://www.well-being.or.jp/katudo/35s.html

龍郷町では、第4回目の会議では具体的な活動を実施するために、「アクションプランカード」を作成します。
これまで、NPO法人ウェルビーイングには、これまで支援した市町村の地域の独自性あふれ、住民のアイデアがつまった様々なアクションプランカードがたくさんストックされています。そのため、龍郷町でのアクションプランカードづくりを前に、乳歯う蝕対策の事例集としてまとめたところ、カードの数は30枚を超えました。
今後のこの事例集の活用方法が検討課題です。
まずは、今週のゼミ(1/15)で検討する予定です。

2007年12月20日

メタボリックシンドローム対策

明けましておめでとうございます。
いわいです。今年もよろしくお願いします。

今年度から、いよいよ市町村や特定健診・保健指導がスタートしますね。

特定健診・保健指導

 平成19年(2008年)から始まる特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)では、メタボリックシンドロームの概念を応用して糖尿病対策を行う事を目指し、40歳から74歳までの中高年保険加入者を対象に健康保険者に特定健診の実施を義務化すると共に、メタボリックシンドローム該当者、または予備群と判定されたものに対して特定保健指導を行うことを義務づける。
(Wikipediaより)

 NPO法人ウェルビーイングでも研修会を実施しています。昨年度の研修の受講者の方でプレテストとして自分の職場の職員やモデルケースとして、指導を始めている人が多いのですが、資料やツールに振り回されているケースも多く見かけます。このシステムが地域に根付くのか・・・、難しそうな感じですね。

 特定保健指導については最新の情報を得ながらすすめていく必要があると思います。今回は、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス:社会的ネットワークをインターネット上で構築するサービス)を紹介します。
特定保健指導について考えるSNSです。私自身はまだあまり活用できていませんが、必要な資料などを探すのには便利です。興味のある方はどうぞ。

保健指導向上委員会

2007年12月 8日

ビッグ・イシューをご存じですか?

こんにちは。いわいです。
今回は、ビッグ・イシューについてです。
皆さんは、ビッグ・イシューという雑誌をご存じですか?

ビッグ・イシュー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ビッグ・イシュー(The Big Issue)は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指して、イギリスを発祥に世界で発行される雑誌のことである。
日本では、2003年9月より大阪市にて、日本語版を発行するようになった。発売都市は、順次拡大している。登録し顔写真とナンバー入りの身分証を交付された(活動中はこれを首から吊っている)「ベンダー」と呼ばれる販売者のホームレスから購入する。
当初は月刊であったが、2007年10月現在では隔週刊となっている。(毎月1日・15日)
体裁はA4判カラーページで32ページ前後。定価は300円で、1冊につき160円がベンダーの収入となる(2007年9月までは、定価は200円で、売り上げの55%(1冊当たり110円)がベンダーの収入となっていた)。

ホームページ:http://www.bigissue.jp/←クリック

 私は、西鉄の福岡駅の横の新天町という商店街の入り口で時間に余裕がある時に購入しています。
 最近購入したビッグ・イシューは、ジョンレノンとオノヨウコさんの表紙でした。印象に残ったのは、契約社員の増加など雇用形態の変化により、若者のホームレスが増えているという私にとってはとても身近で切実な記事でした。先日、マラソンの大会のときに知り合った30代の男性も「現在運送会社の契約社員で働いているが、肉体を使う仕事なので腰なども痛め体を壊す危険もあるし、年をとって続けていくのが難しいため不安を抱え辞めていく人が多い。自分自身も将来に不安を持っている」という話しを聞いたばかりでした。私自身はNPO法人ウェルビーイングがホームレスの支援に関わるまでは自分とは身近に感じることが少なかったのですが、いろいろなことを知るようになって他人事ではないなと感じることが多くなっています。

 このブログを読んでくださっている方の中には「でも私はホームレス・・今はあまり関心がない」という方もいらっしゃると思いますが、ビッグ・イシューは誌面は、国際記事、国内記事(リアルライフ特集など)、バックビート(音楽、映画など)の3部構成になっており、ホームレスの話題ばかりではなく、著名な方の記事やインタビュー(最新号はオノヨウコさん)や、ホームレスの方が読者からの悩み相談を受けるコーナーがあったりと、内容がとても充実しているので、読み物としても誰でも十分に楽しめる雑誌だと思います。

 購入者は雑誌を楽しめ、なおつか自分が購入することで野宿生活者をしながらも仕事をして自立したいと思っている方の支援もできます。販売者と読者、どちらにとっても良い、素敵な雑誌だなと思い、私は購入しています。ビッグイシューは、現在、大阪 ・神戸 ・京都 ・東京 ・千葉・神奈川・青森・宮城・広島・名古屋・福岡・北海道で販売されています(詳しい販売場所はビッグ・イシューのホームページをご覧下さい。)もし、街角で見かけることがあれば、ぜひ一度雑誌を手にとってみて下さい。よろしくお願いします。

2007年10月22日

「福岡市ホームレス者歯科検診報告書」販売のお知らせ

こんにちは。いわいです。

今日は「福岡市ホームレス者歯科検診報告書〜ホームレス者の歯科保健支援と自立に向けて〜」販売のお知らせです。

 2005年にNPO法人福岡すまいの会から、「ホームレス者の口腔内の状況が良くないため、全身の健康や自立に影響を与えているので、歯科保健の支援の取り組みができないか?」とご相談に来られたことをきっかけに、ホームレス者の歯科保健支援にNPO法人ウェルビーイングでは取り組むことになりました。

 最初は、何から始めていいのかわからず、またホームレス者の方のこともよく知らない中での手探りのスタートでした。ホームレス者の方と接する中で、ちょっとしたきっかけで歯車が狂い路上で生活することになってしまった方、働きたい・畳の上で生活したいと思っている方も多くいらっしゃり、他人事ではないと感じるようになりました。

 そこで、全国で4番目にホームレス者の多い福岡市で、ホームレス者の方の生活状況、そして自立や全身の健康に影響を与える歯や歯肉の健康状態を知るために、福岡市市民活動推進補助金で平成19年3月21日に歯科検診と問診を実施しました。その結果、ホームレス者の口腔内や全身の健康状態は悪く、様々な組織や団体が連携し、治療や支援のシステムづくりを行っていく必要があることが見えてきました。

 報告書にはこれまでの取り組み、検診の結果、そして今後の展望をまとめました。ホームレス者が自らの人生をプロモートするための歯科保健プログラムの礎となることを願うとともに、広く関係方面にこのこの報告書が活用されることを期待しています。

報告書.jpg

価格&購入方法
料金 500円(税込・送料別)
購入方法
E-mail(←クリック)で、下記の項目をご記入の上、お申し込みください。
・冊数 ・氏名 ・住所 ・電話番号 ・FAX番号 ・見積書・請求書宛名

■ Contents ■
1.はじめに
2.これまでの経緯
3.ホームレス歯科検診結果報告   
  1)結果
  2)結果の考察
4.現在の活動と今後の展望
5.今回の検診の位置づけと目指す姿
6.NPO法人福岡すまいの会から見た
  歯科保健支援
7.参加したボランティアの声
8.実施資料
9.報道・広報関係資料

2007年9月16日

久々の更新&現在の取り組みの報告

こんにちは。いわいです。
2ヶ月ぶりの更新になります。すっかりさぼってしまって申し訳ないです。

最近は、福岡大学の守山先生と一緒に、小学校での食の安全・安心のプログラムやツールづくりをやらせていただいています。学校や保健所と相談しながら、少しずつプログラムが固まってきており、準備も進んでいます。

来週の月曜日は、今回のプログラムを使っての初の授業になります。とても楽しみです。
授業の内容やこども達や先生の反応は後日報告しますね。

2007年7月19日

気になる文献を探すのに便利なサイト

便利なサイトを教えてもらったので、ご存じの方も多いかもしれませんが、ご紹介です。

Google scholarです。
このサイトは、文献検索のサイトです。例えば、「食育」「健康教育」に関する論文や本を探したいなと思ったときに、「食育」「健康教育」と気になるキーワードを入力すると、キーワードに関連する文献が見つかります
保健医療の分野以外の論文も検索でき、PDFファイルになっているものは、文献そのものをダウロードもできるようです。
大学だと図書館を利用したり簡単に検索ができるのですが、自宅のパソコンでも利用できるのが魅力だそうです。
興味のある方はご覧ください。

<Google scholar>
http://scholar.google.com/ ←クリック

2007年6月 2日

ヘルスプロモーション実践研究会in東アジア

今日は、夜はヘルスプロモーション実践研究会in東アジアという勉強会の日でした。

大学や現場で活動する歯科医師、保健師、管理栄養士、医師などいろいろな立場の人が集まって、ヘルスプロモーションの実践も大事にしつつ、研究としてまとめたり、発信したり、交流したりすることを大事にしている研究会です。2002年からスタートしてもうすぐ50回目を迎えます。

いつでも、誰でも、参加OKの研究会ですので、興味のある方は下記までご連絡ください。

npo.wellbeing@gmail.com ←クリック

2007年5月23日

行列ができる講座の作り方

こんにちは。いわいです。
ひさびさの更新になります。
先週の金曜日に時間があり、東京のエセナ太田で「行列ができる講座・ちらしの作り方」の講習会に参加しました。具体的な「だめだめちらし」などを見ながら、受講者が集まる講座を企画するポイントやチラシの作り方を学びました。タイトルのつけ方のポイントやちらしの掲載内容、受講者の募集方法など具体的なポイントについて、なるほどねと考えさせられた講座でした。
帰りに、講師をしている牟田さんの書いた本を買ったのですが、講座の内容がほぼ網羅されていてとてもわかりやすかったです。新書なのでさくっと読めて、具体的なちらしの紹介もあって使える部分がたくさんあります。興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね。

なお、男女平等推進センターでの取り組みがベースなので、健康づくりの教室よりも、子育て関係の講座などにすぐに使える企画やちらしが多いかもしれません。

人が集まる!行列ができる!講座、イベントの作り方 牟田静香 講談社α新書

2007年4月25日

食育について1

こんにちは。いわいです。

今回は、 「食育」についてです。

平成17年7月15日に 「食育基本法」が施行されました。この法律は、 「国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができるよう、食育を総合的かつ計画的に推進すること」を目的としています。平成18年3月には、この法律に基づき、食育推進会議において 「食育推進基本計画」(平成18年から22年までの5カ年計画)が決定されています。
今後、 「食育」の取り組みは、 「食育基本法」に基づき、食文化、子どもの教育、生産者と消費者の交流、食の安全性など多岐にわたって展開されていきます。

国の食育の取り組みの一環として、毎月19日は 「食育の日」、そして毎年6月は 「食育月間」とし、「国、地方公共団体、関係機関・団体等が協力して食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、国民が自発的に食育を実践する気運の醸成を図ること」を目指しています。今後、この 「食育の日」「食育月間」はどれくらい国民に認知されていくのでしょうか?

取り組みは国家的な取り組みだけではなく、地方へと広がっています。都道府県では計画が策定され、市町村でも計画を立てる地域がでてきています。
NPO法人ウェルビーイングでも、食育基本計画のお手伝いもするので、少しずつ 「食育」についてまとめていきたいと思います。よろしくお願いします。

2007年4月21日

韓国のヘルスプロモーション4:ヘルスプロモーションセンターその4

こんにちは。いわいです。
韓国ヘルスプロモーション見学の第4弾です。
前回に引き続き、ヘルスプロモーションセンターで印象に残ったことです。

 ★健康教育の媒体★

日本でも健康教育の場面で様々な媒体が使われていると思います。
今回からは、韓国の媒体をいくつかご紹介しますね。

 必要な塩分量と実際

1日に必要な塩分量と実際にとっている塩分量だけでなく、月間、年間の塩分量も一目でわかるように、ビーカーに入れて比較していました。1日ではちょっとの差に見えますが、年間にするとかなり量をとりすぎているのがわかりとてもインパクトがありました。

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2007年3月15日

韓国のヘルスプロモーション3:ヘルスプロモーションセンターその2

こんにちは。いわいです。
今回から、前回紹介した ヘルスプロモーションセンターについて詳しく報告します。

ヘルスプロモーションセンターが必要な理由は以下になります。

 <事業の必要性>(説明用スライドより)
・ 人口の 高齢化+慢性疾患による死亡増加 → 医療費支出増加予測
・ 健康の主要決定要因が喫煙、運動、栄養、アルコール、ストレス→ 個人の生活習慣が占める比重が52%
・ 区民の健康水準向上のために同等の資源と機会の提供→ すべての人々の健康平等実現

 日本と同じように背景には、高齢化や生活習慣病があるようです。また、韓国で感じたのは日本よりも経済格差が大きいように感じました。そのため、「健康平等実現」という言葉出てきているのではないでしょうか?
ヘルスプロモーションセンターでは、このような背景を受け、喫煙、運動、栄養、アルコール、ストレスなどのライフスタイルに関する健康教育やサポートを行っているそうです。

ヘルスプロモーションセンターについてのレクチャーのあとは、センター内を見学しました。
その中で 印象に残ったツールや取り組み内容についてご報告します。

 1.飲酒体験ゴーグル

 アルコール対策の取り組みとして、日本では見たことのないグッズが使われていて、かなりおもしろかったです!その名も「飲酒体験ゴーグル」(という名前に違いない)。
 使用方法としては、このゴーグルをつけて、まっすぐの線上を、下を見ずに歩く、または輪投げに挑戦するというものでした。このゴーグルをつけると、ゴーグルのレンズの影響で、視界がゆがむため、まっすぐ歩けない。つまり、酔っぱらってふらふらになった状態を体験してもうらというものです。この体験を子どもにしてもらい、「お父さんお酒を飲んだら大変だよ」と親がお酒を飲むのを止めるという話でした。日本にはないなかなかユニークな発想ですよね?

↓ ゴーグル

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2007年3月 3日

あなたの知らない歯科用語

こんにちは。いわいです。

歯科保健を担当することになった保健師さんより、 「歯科用語がわからないが情報をえる機会がない」という声をいただき、 メルマガに新たな連載として「なるほど!ザ 歯科用語」の連載をスタートすることになりました。NPO法人ウェルビーイングの理事で歯科医師の山本未陶先生がわかりやすく歯科用語を解説してくれます。
メルマガの申し込みは トップページからお願いします。

また、皆さんの知らなかったあるいは知りたい用語などがありましたら、npo.wellbeing@gmail.comにメールをお送りください。よろしくお願いします。

2007年2月27日

韓国のヘルスプロモーション2:ヘルスプロモーションセンターその1

こんにちは。いわいです。
 韓国のヘルスプロモーションについての第2弾です。
今回からは、日記風にまとめていきたいと思います。
それでは始まり始まり。

 ★2007年1月25日(木)★ 博多〜釜山

 私は8:45発の博多港発からビートルに乗り、釜山へと向かった。博多港からの出発は私は私を含めて4名。船酔いする私はビートルの中ではひたすら眠り続けた。2時間50分後、目が覚めると窓の外には釜山の町並みが広がっていた。釜山は坂が多く、長崎のような雰囲気がある町だ。

 港での入国審査後、私たちはタクシーでコモドホテルへと移動した。コモドホテルには到着したときは12時を過ぎ。集合は13時であまり時間がないため、ホテルの喫茶室で簡単にできるものを聞き簡単にトーストで昼食をすました。その後、今回釜山でとってもお世話になる江原大学校の叔先生、堺市の先生と合流し、タクシー2台に分かれて、釜山市釜山鎮区ヘルスプロモーションセンターへと移動した。

 1.釜山市釜山鎮区ヘルスプロモーションセンター見学

 釜山鎮区の区役所の前では住民の反対運動が行われており、区役所の前には機動隊が並ぶ中、私たちは区役所の裏にあるヘルスプロモーションセンターへと向かった。

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 ↑ヘルスプロモーションセンターの看板

 最初に日本の保健所長室のようなセンター長室に通され、ソファーに座ってセンター長にご挨拶をした。
 その後、運動ルームに移動して、センターのスタッフがパワーポイントを使って、このセンターで行っている事業について説明してくれた。なんとこのときの説明用のパワーポイントは 日本語!また、学生の通訳の子もいてくれた。スタッフが韓国語で話をした後に日本語の通訳があるため、行く前に心配していた言葉の壁を感じずにお話を聞くことができた。センタースタッフも日本語が多少できるらしくアルコールの説明の部分では「うちのおやじは酒好きで〜」みたいな日本語も飛び出し、笑いながら楽しく話を聞くことができた。 日本から来た私たちに韓国での取り組みを伝えてくれようとする姿勢にとても感激した。

< 続 く >
★次回はヘルスプロモーションセンターでの取り組みについてです。

2007年2月13日

韓国のヘルスプロモーション1:交流会へ

こんにちは。いわいです。
総会前でずっと更新できず、久々の更新になりました。

今回からは 韓国のヘルスプロモーションについてです。
先月の25日から28日まで韓国の釜山とソウルでヘルスプロモーションで取り組んでいる方たちとの交流会に参加しました。今回の交流会は、福岡大学の守山先生の発案で行われたインフォーマルな交流会です。

新しいことを学んだ!というよりも、韓国の方のパワーを感じ、元気をもらった旅でした。日本とは違うところもあれば、似ているところもたくさんありました。これから数回にわけて韓国のヘルスプロモーションの取り組みをご紹介したいと思います。

2007年1月 6日

まちでみかけた取り組み

こんにちは。いわいです。

先日実家の近くのスーパーに行ったときに、下記のようなボックスを見つけました。

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スーパーのポイントを自分が寄付したい団体のボックスに入れると寄付ができるようです。各ボックスには結構たくさんのレシートが入れられていました。毎日通うスーパーでこのように手軽にボランティアに参加できるのは素敵だなと思いました。

2006年12月28日

ウォームビズ

こんにちは。いわいです。
昨日、おとといは、下関市の研修の講師のお仕事でした。会場は、 唐戸市場という魚市場にある会議室。外に出ると、下には市場が広がっており、ふぐ、いくら、なまこなどがいっぱいいて、とても楽しい会場でした。

↓研修会場の外の風景
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研修の前や休憩時間に市場内をブラブラしていると、 「ウォームビズ」のポスターを発見しました。
私がこれまで持っていた 「ウォームビズ」のイメージは、腹巻きしたりババシャツなど身体が温かくなる肌着をつけて、暖房の温度を下げましょうという取り組みというイメージでした。

しかし、ポスターを見てみると、 「衣」「食」「住」の3つの取り組みが紹介されていました。「衣」は当然服装、「食」は香辛料を使った食事を食べるなど身体を温めるものを食べましょうという取り組み。そして、  「住」は、ブラインドから光を取り入れると室温が暖まるなど住環境の取り組みだけでなく、 「3時にラジオ体操をして身体を温めましょう」という取り組みが書かれていました。

現在、健康日本21に取り組んでいる支援地域では、「ラジオ体操をみんなでしよう」という案がでている町が多くあります。健康日本21でラジオ体操を普及させるときの目的は、「自分の健康のため」だけ。しかし、 「ウォームビズ」の視点を入れると、「自分の健康のため」プラス「地球の環境のため」というちょっと良いことをしている気分もプラスできそうです。

健康づくりだからといって、「健康」の分野にこだわらず、ちょっと他の分野の取り組みに目を向けてみるとヒントになること・連携できそうなことがたくさんありそうだなと感じた1日でした。

 「ウォームビズ」については下記の頁をご覧ください。
http://www.team-6.jp/try/warmbiz/index.html

それでは、最後になりましたが、皆様良い年をお迎えください。

2006年12月18日

トランスセオリティカルモデルの講演会

こんにちは。いわいです。
11/15に福岡市で行われた プロチャスカ先生の「糖尿病および他の慢性疾患の予防と管理のための集団治療」の講演会に行ってきましたので、その報告です。

 トランスセオリティカルモデルは、多理論統合理論と日本名はいうそうです。このモデルはその名の通り、行動科学の理論の様々な理論を統合したもののです。

私たちは、この理論の中でも、 ステージモデルはとても使いやすくて活用してしています。 人の行動変容には段階があり、段階に応じた働きかけが必要であるというこの理論は、集団、個人さまざまな場面での応用が可能です。市町村でアンケートを実施する際には必ず項目に加えています。

今回、日頃使っている理論の開発者であるプロチャスカ先生のお話を生で聞いてきました。英語での講演でしたが、資料が日本で用意されていたため、なんとかついていくことができました。今回印象に残っているのは、 従来は一度に一つの行動のみを変えるという教育が多かったが、複数の行動を変えるためのプログラムを開発しそのEvidenceを出している点でした。

↓ 講演の様子(遠くで撮影したのでかなり画像は悪いですが・・・)です。

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2006年11月24日

なぜかテーマはマラソンです。

こんにちは。いわいです。

今日のテーマは マラソンです。
なぜ マラソンか?
単に私が最近はまっているからです(笑)
正確にはマラソン自体よりもマラソン大会かもしれません。

今年は氷川町の梨マラソン、福岡シティマラソン、篠栗森林マラソンを走りました。
あまり練習熱心でない私は、フルマラソンは無理なので、ハーフマラソンや10kmを走っています。
福岡シティマラソンは最終関門(公道を使っているのでタイム制限があります)でひっかかってしまいましたが、篠栗森林マラソンは、参加者が少なかったためなんと!入賞してしまいました

↓ 副賞の「国産木材を使用した時計」です。

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私がマラソン大会に行く理由としては、
・沿道から地元の人、子ども、消防団のおじちゃんたちからの応援で頑張って走れること
・参加者同士で「あともう少し頑張って」とか声をかけあい一緒に頑張れること
・小さな町の大会だったら地域総出で作りあげている雰囲気に惹かれていること
・マラソン大会会場でバザーをやっていたりする非日常的なお祭りっぽさに惹かれていること
などいろいろあります。
私にとってマラソン大会は、いろいろな町に出かけて楽しめる「大人の遠足」という感じです。

マラソン大会には、子どもからお年寄りまでいろいろな年齢層の人が集まり、世の中にはこんなにマラソン好きの人がいるのかというくらい人が集まります。大会の規模によって参加人数は様々ですが、小さな大会でも数百人の人が参加しています。参加者の内訳は、家族連れ、ランニングサークルのような一団なども多いのですが、私が意外だったのが、 中高年の男性が結構多いことでした。それもお一人で来られる方も多いようです。
彼等も仕事とは離れて、走ること、非日常的な雰囲気、人との交流を楽しんだりしているのでしょうか?

私の家の近所には、県立の大きな公園があります。夏場はウォーキング、ランニング、ラジオ体操など多くの人が集っています。しかし、今朝走りに行くと、夏場と比べて人がものすご〜く少なかったです。夏場は高齢者、女性が多かったのですが、今朝は中年の男性が走っている割合が意外と高かかったです。
「きっとこの中にもマラソン大会にエントリーしている人がいるのでは?」と思いながら、今朝はプラプラ走ってきました。

地域での健康づくりは、ウォーキングに取り組むケースが多いのですが、「意外とマラソンもいいかも?!」と思う今日この頃です。

全国のマラソン大会の情報を知るには、RUNNETがお勧めです。興味を持たれた方は一度雰囲気を味わいに参加してみて下さいね。
私は次は1月に、地元で10km走る予定です。


2006年10月26日

ハカリタリーナ?とメタボリックシンドローム

こんにちは。いわいです。
今回は先日テレビを見ていて気になったことを取り上げたいと思います。

 先日もフジテレビのスタメンという番組で、「ハカリタリーナ」という主婦が増えているという特集がありました。この「ハカリタリーナ」は、旦那の腹囲(おへそまわり)がメタボリックシンドロームの基準である85cmを超えているので、なんとかお腹をほっそりさせようと頑張る主婦のことみたいでした。主婦たちが、旦那さんの食事やお酒をコントロールし運動をさせる姿は、鬼気迫るものがありました。

 奥さんが家での朝夕の食事を徹底的にコントールする。しかし、減らない。なぜかと思ってカメラがお昼ご飯に同行すると、「天丼とうどん」のセットを食べていたということで、その後はお昼はお弁当に変更。同じ職場の夫婦は、帰り一緒の電車に乗って帰っているが、旦那は途中の駅で降りてウォーキングして帰る。そんな姿が紹介されていました。
 とにかく「なんとしてもウエストを減らしてやる〜」って感じです。「将来、脳血管疾患で倒れてもらいたくない」という旦那さんを心配する思いは伝わります。腹囲が減って夫婦や家族で喜ぶ姿も素敵です。
でも、お昼に天丼をおいしそうな食べて嬉しそうな旦那さんの顔も忘れられません。

「男性は、ウエスト85cm未満」という指標はとても具体的であり、家庭でも簡単に測定できるため、セルフコントールのためには良い指標だと思います。そのため、「ハカリタリーナ」も生まれたのだと思います。今回、紹介されていた家族は、家族みんなで「お父さん(旦那)のウエスト減らす)」という共通の目標をもつことで、家族の絆が深まり、楽しそうでした。

 しかし、ちょっと気になったのは奥さんが主体で取り上げられていたこと。お酒を我慢するのも、運動するのも、奥さんではなく、旦那さん。「当事者の気持ちが置き去りにされていないのかな?」という気持ちがどうしても消えませんでした。お昼にこっそり天丼を食べてるとき、旦那さんのQOL(生活の質)は向上していたように思います。将来のため、お酒や油ものを「我慢」して控えることを自分で決めてやるなら、OK。しかし、周りがそれを押しつけるのには抵抗がありました。

今回の「ハカリタリーナ」を、
・旦那に健康的な生活を「押しつける」とみるのか、
・旦那に健康的な「勧める・支援する」とみるのとで意見がわかれるような気がします。
自分ひとりでは頑張れないときは、周りのサポートも必要です。しかし、それも行き過ぎるとお節介になってしまいます。距離の取り方、支援のあり方って難しいなと感じます。
みなさんはどう思われますか?

2006年10月13日

障害福祉計画

こんにちは。いわいです。
今回のテーマは、「障害福祉計画」です。

障害福祉計画に関わるようになり、私は障害者自立支援法に関わる新聞記事などが気にな
るようになりました。西日本新聞では障害者自立支援法について、障害者支援を行っている
団体、施設、当事者などの声を集めた連載は、障害者自立支援法への疑問や現場の混乱、
当事者への弊害などがたくさん出てきている
を感じます。実際、障害者の当事者の方から
も、「障害者自立支援法はよくわからん」との声をよく聞きます。

そのような中で、市町村では障害福祉計画を策定中です。
市町村では、国の「基本指針」を踏まえて、平成18年度中に平成20年度までを第1期と
する障害福祉計画を策定するということになっています。

本来であれば、国の出す方程式に当てはめ、サービス量を出せばOK!という色合いが強
い計画です。しかし、ウェルビーイングが支援している町では当事者の声、周りの人の声
を聞きながら、公的な支援やサービスの見直しだけでなく、地域でできること、当事者が
できることを考えていこうとしています。

現在、障害をもった当事者の方、保護者などのインタビューで生の声を集めています。イ
ンタビュー方法も工夫をしていますので、また次の機会に紹介したいと思います。

2006年9月 2日

メルマガを発行します。

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2006年7月14日

ライフスキルとは? 

こんにちは。いわいです。

最近、テレビや新聞でライフスキルという言葉を耳にする機会が多いのではないでしょうか?
今回は、私自身も勉強するつもりで、ライフスキルについてまとめてみたいと思います。

ライフスキルは日常で生じるさまざまな問題や要求に対処するための能力です。
WHOによると、ライフスキルは、以下の5つの領域の能力であるとされています。

・意志決定と問題解決
・創造的思考と批判的思考
・コミュニケーションと対人関係スキル
・自己認識と共感
・感情への対処とストレス対処

これらの能力は子どもだけに限らず、私たち大人も目標設定したり、様々な社会や環境の変化に対応するために必要な能力です。この能力は、学習・練習によって促進されるため、ライフスキル教育というかたちで教え身につけることができます。

次回は、ライフスキルはどうやって高めていくのか?
ライフスキル教育についてまとめていきたいと思います。
次回へ続く。

2006年7月 1日

市町村合併

こんにちは。いわいです。

今日の話題は、市町村合併です。
いわゆる平成の大合併で、
1999年3月末に3232あった市町村の数が、
2006年4月1日現在には1820に減少しています。
ウェルビーイングが支援してきた市町村も多くの地域が合併しています。
みなさんの地域や近隣でも多く見られるのではないでしょうか?

2005年3月に市町村合併における保健活動の推進に関する検討会(座長:尾島俊之氏)による
「市町村合併における保健活動の推進に関する検討会報告書」が出されています。
その報告書によると、合併のメリットデメリットは以下のようになります。
<合併のメリット>
・住民サービスの高度化および選択肢の拡大
・財政面でのメリット
・職員数増加によるメリット
・合併に伴う事業の評価と見直し

<合併のデメリット>
・面積拡大および人口増によるデメリット
・組織の肥大化によるデメリット
・財政面のデメリット

いかがでしょう?
ピンとくるものこないものが、立場の違いによってあるのではないでしょうか?

私としては合併を悔やんでも合併したものはしょうがないので、
その中でできることを考えていくしかないと思っています。

合併後の市町村では、住民参加のためのメンバーを選ぶときに地区のバランスを考えたり、
会議の会場がひとつの地区に偏ると不満がでたり、新たな気配りが必要になってきます。
しかし、
地域が広くなると社会資源・人的資源も増え、
人が増えると知恵もいっぱい湧いてきますし、
合併をきっかけに相談する仲間が増えたりという良い点もたくさんあります。

この平成の大合併が地域にとって日本にとって「良かった」と思えるのには、
行政で働くスタッフ、地域で暮らすみなさんのこれからにかかってるのかなと思います。
私たちもそのお手伝いができるようにもっと頑張りたいと思います。

2006年6月29日

「食育」の時代

こんにちは。いわいです。
ここのところブログを更新できていませんでしたが、
今後は、目指せ!週1回更新で頑張りますので、
コメントなどをいただければ嬉しいです。よろしくお願いします。

今回は、トピックということで今話題の「食育」を取り上げたいと思います。

2005年6月に「食育基本法」という家庭、学校、地域などを中心に国民的広がりをもつ運動して食育を推進するための基盤が成立され、同年7月15日より施行されています。

食育基本法のゴールは、
「食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたって健全な食生活を実現することにより、国民の心身の健康の増進と豊かな人間性を資すること」(第2条)です。
基本法のなかみは、QOL・生活、食行動、食環境、ネットワークなど多岐にわたり、羅列的、抽象的・概念的表現が多いなどの批判もあるようです。
しかし、ネットワークづくりなどは具体的であり、学校・保育所、家庭、行政、地域関係者・団体、国、個人など、
様々な立場での「食育」の取り組みがつながるきっかけにはなりうるのかもしれません。
現在、具体的な取り組みとしては、
食事バランスガイド(http://www.j-balanceguide.com/)が提唱されています。
「食育」の流れは、食や健康、QOLのことを考える後押しになるといいなと思っています。
皆さんもちょっと学んでみてください。私もこれからもう少し勉強したいと思います。

現在、福岡の西日本新聞では、「食卓の向こう側」という連載がされており、ブックレットも発売されています。
http://www.nishinippon.co.jp/nbl/shoku/
BSE、出産、コンビニ弁当、廃棄される食品などいろいろなテーマがあり、とてもおもしろいです。
先日、この連載の担当記者の話を聞く機会がありましたが、
自分の貧しい食生活をふりかえり、なんとかしないとなあと反省しました。
大学生の1週間食生活とほとんど変わらないむちゃくっちゃぷりです。
まずは、私自身は自分の食からふりかえるところからかな?