|
フォーカス・グループ・インタビュー
|
目 的 | 質的な情報を収集する(定性調査) |
人 選 | グループは特定のテーマに対して自分の意見を出すことができる人たちを選定。そのため、グループの選定は無作為ではなく有意標本抽出を行う。 |
人 数 | グループの人数は6〜12名と言われている。しかし、日本人の場合シャイな人が多いので、8名くらいで行う方が良い。 |
時 間 | 時間は1時間半くらい。時間配分は、最初の20分でウォーミングアップ、1時間インタビュー、最後の10分要約で行う。 |
事前に行うこと |
・ FGIの目的、目標、期待される効果などの明確化 ・ 司会者の決定 ・ 企画書、司会者の手引きの作成 ・ 必要と想定されるフォーカスグループの数と参加者の決定 ・ 場所を選定 |
会場準備 |
・ 話し合いの内容を録音するため、部屋の反響の具合や周囲の環境を事前に確認しておく。 ・ 録音機器は花などで見えないようにしておく。 ・ 遠くから見えるように参加者用の大きな名札を用意しておき、あらかじめ席は決めておく。 |
司会のポイント |
・ 率直な意見を活発に出してもらうには堅苦しい挨拶などは省き、普段の雰囲気のままインタビューに入れるような工夫が大事。 ・ はじめに話し合うテーマを明確にして参加者に伝えます。このことが話が横道にそれるのを防ぐ。 ・ 時々合いの手を入れたりして、発言者にこちらが傾聴している姿勢を伝え積極的な発言を促す ・ 発言された内容を整理して投げ返ようにして、今なにについて話し合っているのかをみんなに常に認識してもらい「話の垣根」を作るよう心がける ・ 話が垣根から大きくはずれだしたら発言している人の呼吸をよく見てタイミング良く話に割り込み垣根の中に話を戻す ・ 行政に対する批判がでても言い訳をしない。せっかくいい意見が出そうになっているのを妨げる結果になる。 |
得られた情報の整理の仕方 |
○インタビュー中にすること ・ インタビュー時にメモと録音をとります。 ○インタビュー終了後すること ・ メモを参考に録音のテープをおこしPCに入力。 ・ 入力文章をよく眺め光る言葉をピックアップします。 ・ KJ法のように各回答をカードにしてまとめていく。 ・ ピックアップされた言葉をMIDORIモデルの各ボックスに落とし込む。 |
Copyright 1997 by Fukuoka Society of Preventive Dentistry. All rights reserved. Copyright 2000 by Well-Being. All rights reserved. |