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ボタン Phase1:Objectivesの設定 目指す姿の共有
OPPAモデルを使った計画づくりの第1段階では、計画の対象となる当事者のQOLの維持・向上を図るため最上位の目的(objectives)を決めます。以下のPhaseはすべてこの最上位の目的に規定されます。つまり登る山の頂上は1つということになります。
具体的には、計画の目的(objectives)を決定するために、当事者である住民の生の声を集め、そこから計画のゴールを作り上げていきます。

oppaモデル
  1. フォーカス・グループ・インタビュー
  2. 協議会メンバーによるインタビュー調査
1. フォーカス・グループ・インタビュー(FGI)

FGIは,もともとはマーケティングリサーチの手法であり,消費者のニーズを探り売れる商品やシステムを作るために開発された手法です。日本では,近年,ヒューマンサービスの分野でこの手法が利用されるようになっています。
FGIとは,簡単に言うと,目的とルールのある井戸端会議であり,その目標は,ある特定の話題に対して、率直で、日常的な会話を作りだすことにあります。つまり,参加者にリラックスした雰囲気の中で話しをしてもらい聞きたい情報を聞き出すというものです。
計画づくりの初期の段階では、当事者の今後の生活に対する思いを聞き出すために利用します。
FGIは以下のスケジュールで進めていきます。

  1. FGIの企画を立てる
    インタビューの目的を絞り込み、対象者を選出し,実施計画を立て,司会者の手引きを作成します。
  2. FGIを実施する
    人数:6から8名,時間:1時間半から2時間
    スタッフ:司会者1名,記録係2名,会場係1名
  3. 結果の分析を行う
    聞きとった内容を文字に起こし,必要な情報を抜き出し,抜き出した情報を整理して構造化するという流れで,分析します。

ウェルビーイングでは、FGIの研修会を実施しています。詳しくは下記をご覧下さい。

研修会(リンク)
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